02年5月25日

● 映画が元々好きなこともあり、そしてかつて、ヘレンシスターの原作となった映画「デッドマン・ウォーキング」をみて当時、考えさせられた者です。今回、生の声で語られる、パネリストのお話を聞くことができ、再びその思いを考えさせられました。
 日本の憲法で国民主権をうたっています。これは私たちみんなが加害者(死刑確定者)をロープで殺していることになります。しかし、みなが実際に行っているわけでもなく、その実感はありません。私は、個人としては死刑は廃止してほしいですが、現時点でそれに対応した代替案は完璧と言えるものではないように思います。私たちは、もう少し、普段から考え、何らかの答えを導ければと思いました。おそろしいのは自分が被害者になった時には違う立場や考え方をしてしまう選択をもっているかもしれません。まだ思考中です。いいきっかけでした。

● とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。日常生活の中で、生や死、死刑制度について考えることなんて全くといっていい程ないので、今日ここに来て、それら問題について話を聞くことができ、そして自分自身で考え、見つめることができる機会を与えてもらえたと思ったからです。また、様々な意見や話を聞き、正直自分自身の考えや答えがはっきり出たとは言い難いです。というのも、これら問題がとても内容の濃く、深く、難しい問題だとわかったからです。以前、シスタ・ヘレン・プレジャンさんの「Dead Man Walking」の映画と小説を見ました。その際、自分の中で「犯罪者であれ殺すのはよくない」と答えを出しました。しかし、それから何年か経ち、世でおきる様々な出来事に直面し、そのような考え方に変化ででてきました。どうしていいのかわからず、今日この講演会を聞きに来ましたが、やはり答えをここで出すのは難しいという結論でした。しかし、このような問題を真摯に受け止め、自分なりに答えを出し、持ちたいと思います。本日はありがとうございました。

●木の実を全部とらないで鳥の分も残しておかなくちゃという話が印象に残りました。なんとなく、自分が、そういう意味っていうのか、あんまり人権教育を受けてない気がしました。
 死刑廃止の署名をある友人にお願いをした時、「あ、国家による殺人だったんだ。今まで考えたことがなかった」と言われたことがあったので、なるほどなあと思いました。

● 国民の大多数は人間としての自覚と思考力を持たない。国のやることは絶対正しい、止むを得ないとしてそれ以上考えない。そんな所でしかも死刑執行の実態も知らぬ俗の国民の世論調査をやってもどれほどの意味があるのか。

● 刑務官自身どれほど死刑執行のハンドル操作がいやなものかと思う。だからそんなことをせねばならぬ刑務官など辞めてしまえばいいと思う(高給か何かで辞められないのか?)。死刑執行のハンドル操作は之が絶対不可欠というのならば法務大臣か判決を下した裁判官がやるべきである。

● 生命への畏敬の倫理は絶対倫理・人間を殺す権利を持つのは神のみである(私は信仰は無い)。どんな悪人にも生存権がある。

● どんな犯人でも罪を自覚して立ち直れば社会復帰させればよい。死ぬ人が生きて働いてくれれば二倍の効果が上がる。死刑の犯罪予防効果は断定できない。

● 私は犯罪の発生に社会因を考えねばいかんと思う(非現実的な理想論かもしれないが)。劣悪な社会が犯罪を生む。吾々一人一人が社会の構成員である。教育も大切であるが、悪人は殺してしまえではなく劣悪な社会を作った側の人間としても自己反省をすべきであり、処刑は理想社会を迎えるまでの暫定措置と考えるならば、之亦殺してしまうべきではない。
以上、あまり出なかった死廃の私見を書かせてもらいました。

● プレジャンさんの話、原田さんの話大変よろしく、此の様な企画今後もよろしく。原田さん今後の世論作りに御活躍お願いします。
殺められし命と共に悲しきは刑場に消えゆくもう一つの命

● 死刑は、生死の問題(感情)だと考えてました。そうではなく、社会制度、論理的な問題だと知りました。考えるきっかけを与えていただきありがとうございます。引き続き、啓蒙活動頑張って下さい。
 「目には目を」ハムラビ法典にありますが、私は目をつぶされたらその人に私の目の代わりをしてほしいと思う。私を殺す人がいたら、私がやっている活動(ボランティア)をその人に継続してほしいと思うだろう。

● Very worthwhile, rich input from wonderful people. Thank you for organizing this.

● ヘレン・プレジャン、マリヤ・グラスウォールさんの話を聞いて、人の命は被害者、加害者も同じである。
 死刑は一人ひとりの人権を奪うものであり、私は反対です。
 自分の家族が子供が殺されたらどうするか、その時でないとわからないと思いますが、でも死刑は反対と言いつづけたいと思います。
 映画は見ていませんので何とも言えませんが、人間の死、生物の死について考えたい。




「デッドマンウォーキングNO MORE!
シスター・ヘレン・プレジャンさん 来日講演会」参加者のご意見

コラム・投稿へ
目次へ