「野宿労働者の人権を守る会」より転載 http://www7.ocn.ne.jp/~nojuku/ 「私たち「野宿労働者の人権を守る会」は、名古屋市において、野宿者の生命・生活を守り、野宿者同士および野宿者・支援者間の交流を深め、ネットワークをつくりだすために、おもに夜まわり活動(夜間パトロール)を行っているグループです。私たちは、夜まわりで築いたネットワークをもとに、野宿者の「自立」をめざしています。私たちのグループは、決して支援者から野宿者への一方的な援助を行っているのではなく、野宿者も支援者も、同じ目標に向かって共に行動しています。」 ****2002年6月28日(金)の夜まわり日記 今夜の夜まわりには、野宿の現場を是非知りたい、ということで大学生20名の参加がありました。あまりの多さに、夜まわりのメンバーである仲間たちも最初はびっくり。 しかし各コースに分かれてもらい、学生さんと交流しつつ、丁寧に説明を加えながら一緒に夜まわりをしました。夜まわり後の学生さんたちの感想は以下のとおりです。「勉強をさせてもらい感謝している」、「何か自分にできることがないか考えたい」等々。これに対し、仲間たちは「飯を一杯食べることがどれだけ大変か、という厳しい生活を少しでも理解してもらえれば、と思う」、「皆さんの地元で野宿の人を見かけたら気にかけて欲しい」と述べました。 なお先週土曜日の昼まわりと今日の夜まわりを併せて(注:土曜日昼まわりと金曜日夜まわりとは異なったコースを回ります)、確認された野宿の仲間の数は、1,180名でした。(ぽよ太) ***2002年7月5日(金) 夜まわり日記 今夜も先週に引き続き大学生が約20名ほど夜まわりに参加し、仲間達は説明や案内に忙しい様子であった。夜まわり後の感想のなかで、「学校や本などで勉強するより現場に来た方が100倍わかる!」と興奮して語る学生もいれば、「俺は田舎出身で、都会がこんなすごいところで、しかもここで工夫して野宿をしているすござに驚きました。自分がどのように生活すべきか、生きていくべきかを考えさせられました」と真剣に語る学生もいた。出会いは人を大きく変えるというが、今夜の機会が差別や偏見を取り去るひとつのきっかけになればいい、と願った。 各コースの夜まわり後の報告を聞くと、昼夜の温度差が大きいからか風邪を引いている仲間がたくさんいたようだ。 それからいつも夜まわりを一緒にまわっている仲間が入院した! これは大変ということで、皆でお見舞いの色紙を書いた。1秒でもはやく元気になって欲しいものだ。 本日の野宿者数の集計。名古屋駅方面--386名、栄方面--357名、先週土曜日の昼まわりコース--400名。合計1,143名。 これから梅雨も明け、暑さも益々厳しくなり体調不良を訴える仲間や襲撃被害の相談が増えることが予想される。(ぽよ太) ***2002年7月12日(金) 夜まわり日記 毎日暑い日が続き、熟睡できなくて体調も崩れやすいこの時期の夜まわり---参加する仲間も少なめで、また皆少し疲れた顔をしていた。 そんななかいつものように栄方面と名古屋駅方面に分かれて夜まわりをした。今の時期、ベンチで寝る仲間も多いが、栄のセントラルパーク近辺などに置いてあるベンチは仲間が寝られないように仕切の金具がベンチに付けられてしまっている。蒸し暑く寝苦しい夜が続くのに、寝る場所も減らされていき、仲間のことが気懸かりだ。 夜まわりを終えての報告では、「印鑑を盗られてしまって、通帳はあるがお金が下ろせない人がいた」、「蚊が多くてなかなか寝られない」、「仲間の乗った自転車と車の接触事故があり、救急車で搬送された」などの報告があった。(E-BOU) |
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