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「アフガニスタンへの軍事攻撃が遂行されるのではないかという恐怖のため、同国内の膨大な人びとが国境に向かっている。国際社会はこのことの責任を避けることはできない。深刻化する人道上の危機に緊急に取り組むべきである」
とアムネスティは発表した。

 「パキスタン、イランそしてタジキスタン政府は国境封鎖を解除し、アフガニスタン難民に保護を与えるべきである。しかしながら、この三国の政府のみが不均衡に負担を担うべきはでない。国際社会が支援すべきである」とアムネスティは語った。

 今回の危機が起こるまでに、干ばつや武力紛争、飢饉などによって少なくとも110万人のアフガニスタン人が国内避難民となった。すでにパキスタンには、約200万人のアフガニスタン難民がいた。現在数十万もの人びとが迫り来る武力攻撃を恐れ、移動している。十万人以上の人びとがタリバンの本拠地であるカンダハルを離れたという複数の情報がある。

 避難しようとしている人びとには多くの障害が存在する。彼らの多くは貧しいために交通手段を確保することができず、また身体が弱っているために移動が困難な人も多い。外国の援助団体の撤退により2、3週間分の食糧備蓄しかないと言われており、食糧配給は事実上停止している。

 この数日間、多くの場所で、パキスタン治安部隊が難民が入国しないよう有刺鉄線で国境を封鎖したといわれる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が難民の送還に抗議したが、それは無視された。有効な査証を持つ人だけが現在入国を許されているが、パキスタン政府は入国許可証等の発行を全部中止している。1万5千人以上のアフガニスタン難民が先週国境を通過したが、そのうちの数百人はパキスタン国境へと送り返されている。国境は封鎖したものの、パキスタン政府は、アフガニスタンから逃れてきた人びとに対する準備を始めたということであるが、このような努力は国境に近づいている数千人にとっては、少なすぎ、遅すぎる。

 近隣諸国には国際法にもとづき、ノン・ルフールマン(強制送還禁止)の原則をはじめとする義務がある。ノン・ルフールマンとは、深刻な人権侵害の危険のある国へは、直接、間接にかかわらず送還することを禁止する原則である。

 「アフガニスタンの人びとはこの数十年間武力紛争や飢饉に苦しんできた。国際社会は庇護と救援を直ちに与えなければならない。そしてUNHCRが効果的な方法でその責務を果たせるよう、十分な資源を提供しなければならない」とアムネスティは述べた。

以上


アムネスティ発表国際ニュース
アフガニスタン:住民の大規模移動―大惨事の危険性